たまには料理の話も

実は最近ネトゲから遠ざかってる理由のひとつに「料理に時間をかけている」というのがあります。新しいもの好き、変り種好きな自分にとっては、スーパーでワゴンにつっこまれてる「外した新商品」「日本人には/**県民には馴染みの無い野菜」というのはかなり面白い玩具であり、料理はオフラインのゲームみたいなものという訳です。まあかなり勝率の低いマゾゲーな訳ですがｗｗｗ

そんな中で、まあ普通の人にも紹介してみても悪くないかな？というネタを今回書いてみようかと思います。そのネタとは、「一般家庭には置いてなさそうなスパイスの紹介」です。実は日本大手の調味料メーカーはかなり多岐に渡るスパイスを一般向け商材としてかなり安価に供給してくれています。大体100円強程度でなにかしらのスパイスを一瓶買うことができます。宇宙刑事みたいなブランドのは初心者向けではないので注意。かなり気軽に「遊べる」訳です。罰ゲームにももってこいですよｗ

・割とお勧めできるもの

日本人ならみんな大好きカレーの中心「クミン」
カレー粉の成分の大半を占めるスパイス。インドでドロドロのガンジス河で獲れる川魚の臭み消しなんかに使われているようなスパイス。超強力だが、使いすぎてもカレー味になるだけなのでとても使いやすい。戦場において傭兵部隊が最も補給で欲する物資といわれている。タコスなんかの風味でも重要な位置を占めているらしい。食い物で遊ぶ際の最終防衛ラインとして機能し、アク抜きや臭み消しに失敗した料理もたちどころにカレーに変化させる。どのくらい凄いかというと味噌ラーメンにこれを大量に入れるとカレーヌードルになる。もちろん真面目に少量香り付けに使っても美味しい。コンビニの新商品パスタが大ハズレな時など大活躍である。余談だが、日本式のカレー粉は炭水化物や油脂が入って高カロリーなものが多いのだがクミン単体を使えばとても低カロリーに仕上げることが出来る。

柑橘系の香り？「コリアンダー」
七味/七色唐辛子によく入っている蜜柑の皮に近いものらしい。使った印象としては胡椒と柑橘の絞り汁の香りだけをつけて味はあまり変わらない感じ。胡椒の代替品とでも考えて使っていって問題ないと思う。味に辛味がつかない分胡椒より使いやすいかもしれない。

意外とオールラウンダー「シナモン」
お菓子でお馴染みのスパイスだが、全く甘くなく香りがかなり強い。味をあまり変化させないままスパイシーな香りをつけることができるので、辛さに弱い人にもおすすめ。カレーにも入っていることが多いスパイスだそうで、砂糖の甘みをあまり感じない料理で使えば胡椒のような感覚で使える。紅茶、コーヒーに入れて楽しむこともできる。大量に入れると中華料理でたまに出てくるちょっと変な風味のする肉料理みたいな感じになる。引っかかる人はいないと思うが一応、「シナモンシュガー」とは違うので注意。

・覚悟して使おう系

南国系？何獄刑！？「ハバネロ」
とにかく辛い。苦手な人はそれだけでアウト。独特のフルーティーな香りがあると解説されることが多いが、それを認識できる量入れたら、多くの日本人には「痛・苦い何か」になってしまうだろう。カプサイシン耐性に自信があるなら挑戦してみるといいだろう。一応、同じ辛さを出すなら、大量の鷹の爪よりは少量のハバネロのほうが後に引かないあっさりした辛さを出せるようだ。ただし気をつけないといけないのが、日本式の一味や唐辛子の輪切りがかなり粗挽きなのに対して、洋風の作法で作られたスパイスはかなり粒子の細かいパウダー状になっていることが多い。これだと舌の感じ方が全然違い、粒子が細かい方はかなり辛いので気をつけたほうが良い。大量に入れるようなものではないのでお買い得感は強いっつーか無くならないorz。

地下一階の落とし穴「ナツメグ」
名前も割と料理レシピで見かけるうえに安いので親しみやすいかと見せかけて、かなり危険。日本人には嗅ぎ慣れない香りで、しかも強い。少量の胡椒と柑橘、そしてエグい何かとでも表現しようかという独特の香りがある。肉の臭み消し用らしいが、用量を慎重にしないと、獣臭いほうがマシだと思うようなナツメグ臭い何かが出来上がる。助けてクミン様ｗ

王様はツンデレ「カルダモン」
中東などで「スパイスの王様」と評されているそうである。さすが王様、高い。安い庶民用の筈の大手メーカーのものでも、他スパイスの２～３倍の値段はする。しかもこれが使いにくい。何でも夏場に体を冷やすとされているそうで、暑さに弱い自分は買ってみた訳だが、ナツメグと同じような落とし穴。本格インド料理屋で嗅ぎ慣れない香りを感じたら高確率でコレ。使い方はシナモンと同じらしいが使いやすさが違いすぎる…。仕方ないので味噌に混ぜてキュウリに塗って食べてますｗ味噌ツエーｗｗｗ味も香りもワカンネｗｗｗｗｗ豚汁に入れたときもまあまあいけましたｗ